片足運転と両足運転の比較

 

 スラロームテスト

スラロームのテストは、自動車メーカーなどでも行うテストで、車の運動性やハンドリングの軽快さや、アクセルの反応などを見るために、行うテストの方法です。
テストでは、約50mのコースで7.5m間隔で5個のパイロンを通過するコースです。

結果としてビデオの通り、両足運転の方が圧倒的な速さでした。ではなぜこれほどの差になったのか?

1 スタート
片足運転の場合、スタート地点でブレーキペダルを右足で踏んだ状態から、スタートと同時にアクセルに踏み換えなければいけないため、踏み換えたときの時間と、アクセルを踏んで回転数が上がり、スタートまでに0.2~0.3秒ほどかかる。
しかし、両足運転の場合、スタート地点でブレーキペダルを左足で踏んでいます。この時、右足でアクセルを踏んでエンジンの回転数を上げておくことができます。そして、スタートと同時にブレーキを離すため、素速くスタートできます。
 そのため、最初のパイロンまでに、0.3秒の差が出ています

  実は、ビデオでは解りやすいように、タイヤが動き出した時
 をスタートの基準にしてあります。
 しかし実際は、片足運転の場合は、ブレーキペダルから
 アクセルペダルに踏み換える時間が、プラス0.2~0.3秒かか
 ります。
 両足運転は、片足運転のように、アクセルからブレーキ、
 またブレーキからアクセルと踏みかえる必要がないため
 その0.2~0.3秒のタイムラグがありません。そのため、
                            3つ目のパイロンまでに0.9秒、そしてゴールのときには、約1.5秒の大差、率にしても15%もの差が出ました。

 最近のオートマチック車は、CVTやDCTが使われているの
 で、MT車なみにダイレクトに加速できます。 
 そのため、我々もテストする前は、0.5秒程度の差は出るの
 でわないかとは思っていたのですが、これほどの大差に
 なるとは思いませんでした。
 またこれは、個人差によるものかとも考え、この時に何人か
 の人にもテストをして頂きましたが、やはり両足運転の方が2秒から3秒も速い結果になりました。因みにタイムが遅い人ほど、差も大きくなリました。

テストをした、 Aさんのコメント  「両足運転をすると、車がまるで手足のように扱える、運転が楽しかった。」
Bさんのコメント  「片足運転だと、右足だけ動かすから、右足にすごく負担がかかって疲れる。でも、両足運転だと両足とも疲れは特に感じない。」

 ブレーキテスト

このテストは、時速40kmで走ってきて、第3者がマーカーの位置に来た時に合図をして、その合図を見てから、ブレーキをかけるという実験です。
片足運転のでは、右足でアクセルペダルからブレーキへ踏み変えをするため、その時間が空走距離となり、両足運転に比べ遅くなってしまいます。
この実験では、合図を見てからブレーキを踏むため、緊急時の急ブレーキに近い結果になると思います。
 実験では、それぞれ5回ずつ行いましたが、結果は、両足運 転に比べ片足運転の時のほうが、約1m~2m長くなる結果に なりました。

 つまり両足運転、従来の片足運転に比べ追突などの事故を起 こす、可能性が低くなる、または、事故が起きた場合でも、 事故の程度を低く抑えることが出来るということです。

 

 

 エコカーVSスポーツカー

1 スポーツカーの代表として、ランエボXでもスラロームテストを、やってみました。
さすがに、スポーツカーだけあって面白いように曲がります、そして加速も素晴らしい。
結果は、プリウスと同じように、両足運転の方が圧倒的な速さでした。
タイムは片足運転が9.7秒、両足運転が8.3秒は、その差はなんと1.4秒、率にしても16%、
つまりたった10秒程度のコースで、これほどの大差がついてしまいました。
このタイム差は、ドライバーの腕とか、頑張ればなんとかなる、という差ではありません。

2 プリウスとランエボXの対決
ランエボXは、従来通りの片足運転で、プリウスは両足運転で対決したらどうなるか、というテストです。

パワフルなエンジン、グリップのいい太いタイヤ、そして、電子制御の4WDシステムと、どれをとっても早いに決まっているランエボXですが、意外な事になんと、プリウスに負けてしまいました。

ビデオでは解りやすいように、タイヤが動き出した時を、スタートの基準にしてあります。しかし実際は、片足運転の場合は、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換える時間が、プラス0.2~0.3秒かかります。そのため車内で計測したタイムは、プリウス9.6秒、ランエボX9.8秒でプリウスが勝っていたのです。

しかし、ランエボXの凄さは、ビデオを見るとわかるように最後のパイロンでは、プリウスのほうが車半分(2m程度)リードしていたのですが、残りの10mで追いついてしまうという凄い加速力です。しかし、もっとパイロンを多くしたら、ランエボXといえども、プリウスに大差で負けるかも知れないということです。

もちろん一般の道では、スラロームの道などはありませんが、よく似た道はあります。
例えば、ワインディングロードやサーキットのS字カーブ等、そんな所では、例えスポーツカーといえども、今まで通りの片足運転をしていたら、両足運転をしたエコカーに追いかけられる?かも知れません。

 

 AT車がMT車より速くなるテクニック

 両足運転の凄いところは、片足運転に対して圧倒的に優位だということです。これは、AT車だけに限ったことではなくMT車についても同じことが言えます。MT車でも、実は片足運転なのです。左足はギヤチェンジの時にクラッチを踏んでいるだけで、加速、減速、そして曲がるという車の運動には何の役にもたっていないのです。

今では、AT車もCVTやDCTが主流になり、アクセルを踏んだ時の加速もダイレクト感があります。しかし、旧来のトルコン式のAT車でも両足運転をすれば、MT車以上に早く走ることもできます。
AT車は、アクセルを離すと車速より、エンジンの回転が落ちてしまい、アクセルを踏んでもすぐに加速しないということです。さらにそれが、ターボ車だった場合はブースト圧まで下がり、ターボラグまでおきるため、アクセルを踏んでも0.5秒くらいは加速しません。そんな時はコーナーを立ち上がる前に軽くブレーキを踏みながら、アクセルもエンジンの回転数を維持する程度に、少し踏んでおきます。
これにより、エンジンの回転とブースト圧が落ちることがないため、素速く加速することができます。

テストデータを見れば、この両足運転が、いかに今までの片足運転と違い、革新的なのかを解かって頂けると思います。

 

 

 

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